【話題】宇奈月温泉、EVコミュニティバスを試験運行

低炭素社会型の観光まちづくりに取り組む「でんき宇奈月プロジェクト実行委員会」は来月から1カ月間、10人乗りの電気乗り合い自動車を黒部市の宇奈月温泉街に導入し、宿泊客の送迎用として試験運行する。29日、温泉観光案内所「いっぷく処」前で地元関係者向けの試乗会を開き、エコ温泉リゾートの実現に期待を寄せた。電気乗り合い自動車はワゴン車を改造して製造された。実行委によると、6時間の充電で約30キロ走行でき、バッテリーをけん引すれば距離が約20キロ伸びる。4月から利用する宇奈月温泉の「グリーンホテル喜泉」は、富山地鉄宇奈月温泉駅や黒部峡谷鉄道宇奈月駅までの送迎車とし、委員会側に走行データを提供する。大橋聡司委員長は「将来的に地域コミュニティーバスとして運行し、小水力や風力などの再生可能エネルギーを生かす『エネルギーの地産地消』を目指したい」と話している。

送迎用に電気自動車 宇奈月温泉、来月に試験運行(北國新聞)

Tagged on: