東芝は2004年にリチウムイオン電池事業からいったん撤退したが、研究開発は継続していた。2007年に高速充電が可能な同電池を開発したと発表。その後、電動工具やバイク向けなどのリチウムイオン電池「SCiB」の事業化を進め、自動車用では2009年から独VWとの共同開発に着手している。今回、急速充電や寿命、低温特性などの特性は従来と同等を確保しながら、体積当たりのエネルギー密度を従来比約1.3倍となる230?270Wh/Lに高めたという。今後、順次生産ラインを立ち上げ、2011年2月からEV向けに20Ahセル品の量産を開始する計画。
?東芝,60AhのLiイオン2次電池セルを開発,20Ah品は2011年2月に量産開始(Tech on)