【新技術・電池】産総研、Li空気電池とLiキャパシタを一体化した電池開発

産業技術総合研究所の周豪慎(しゅうごうしん)上席研究員らの研究グループは、大容量な次世代二次電池として期待されている「リチウム空気電池」と、リチウムイオンキャパシタを一体化した電池を開発した。瞬間的にどれほどの出力を出せるかを示す「出力密度」はリチウム空気電池単体と比べて6倍を実現した。両者の長所を併せ持つ特長を生かし、電気自動車(EV)向けの用途が期待できるという。研究グループは2年前に、水系と有機系の電解液で構成する「ハイブリッド電解液」を使ったリチウム空気電池を独自に開発。今回、ハイブリッド電解液型のリチウム空気電池に、リチウムイオンキャパシタの電極を組み込んだ電池を開発した。

産総研、リチウム空気電池とリチウムイオンキャパシタを一体化した電池開発(日刊工業新聞)

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