安川電機は、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)をはじめ、さまざまな電気駆動用途に対応するモータードライブシステムを開発した。電動車両に求められる高効率の運転を可能にし、使用電力量あたりの走行距離(電費)を向上させる。車に加え、電動化が予想される小型建設機械、小型船舶、農業機械の駆動用などに適用できる。モータードライブシステムは、モーターと、直流を交流に変換する装置のインバーターで構成する。新開発のシステムは「QMET-II(クメット・ツー)」の名で、2009年6月に製品化した「QMET」を進化させた。独自のモーター技術と制御技術によって、電動車両に必要な低速から高速までのトルクの確保と高効率を両立し、スムーズな加・減速を可能にした。
【新技術】安川電機、EVなどのモータードライブシステムを開発
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