松本市安曇の乗鞍高原で7~10月に行った電気自動車(EV)レンタカー事業の利用結果がまとまった。計54件の利用があり、山岳観光地でのEV活用に一定の効果があった―とし、春の大型連休中の営業などを検討している。のりくら観光協会が主体になり、鈴与レンタカー(静岡市)の取次店になる形で、日産自動車の「リーフ」2台を配備。3時間3千円で貸し出した。利用者は県外が74・1%で、東京都内や名古屋市など大都市圏からの利用者が目立った。三本滝や一の瀬園地といった高原内の観光地や白骨温泉、奈川地区など周辺観光地へ出向くのに使い、3時間以内の利用が85・2%だった。利用の動機では「EVを利用してみたかった」が45・8%、「環境にやさしい車だから」が22・0%。利用後、加速や登坂の性能の良さが印象に残ったとの感想が多く寄せられたという。松本市は、EVを活用した山岳観光地を目指しており、レンタカー事業はその一環で始まった。
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