富士重工業は全主力車種にハイブリッド車(HV)を設定する。2013年に第1弾を投入し、その後も各車種の全面改良などの機会に合わせてHVを追加設定する計画。一方、HV専用車は開発しない方針だ。国内外で燃費規制が厳しくなっており、HVを次世代エコカーの中心に据えて対応力を高める。同社はトヨタ自動車から技術支援を受けてHVを開発中。13年に初めて投入するHVは「インプレッサ」となる見通し。その後、販売動向や収益性を見極めながら「レガシィ」「フォレスター」にも展開する方向だ。富士重は「東京モーターショー2011」でハイブリッドのコンセプトカー「アドバンスドツアラーコンセプト」を出展。排気量1600ccの直噴ターボ水平対向エンジンとHVシステム、無段変速機(CVT)を組み合わせており、市販HVにも同様の技術を盛り込む見通し。
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