【スマートグリッド・提言】エネルギーを生み出すビルだけが生き残る!

フランスなどEU各国のエネルギー利用目標は、日本や米国の計画に比べると意欲的だ。例えば、2020年以降に建設されるビルは全てエネルギーを生み出すビルにしようとしている。再生可能エネルギーや電気自動車、エネルギー管理システムを結び付けて未来の都市を実現する。再生可能エネルギー源と建物や電気自動車(EV)がスマートグリッドによってつながり、1つのエネルギー自給都市を形作る。未来のエネルギーのあり方として、理想的だろう。この理想を追うのがフランス第2の大都市圏グランドリヨン共同体だ。人口7000人、就業者7000人の新街区(スマートコミュニティ)を都市内に建設し、省エネルギーと再生可能エネルギーを大量導入し、次世代自動車の普及を狙う。

発電所になるビルしか生き残れない、東芝など8社がフランスで実現(MONOist)