日産自動車が2012年中にも、中国で電気自動車(EV)の生産を始めることが12日、分かった。乗用車の販売店舗も、1年間で4割増の780拠点に拡充する。市場の伸びの鈍化が指摘される中国だが、日産は乗用車需要は拡大が続くとみて攻勢をかける。EVの生産は、中国合弁の乗用車部門である東風日産乗用車の任勇副総経理が、記者団に明らかにした。近く許可申請を中国政府に提出し、数カ月で認可される見通し。東風日産は、来年上期に投入予定の中国専用ブランド「ヴェヌーシア」のEVを15年までに現地で製造、販売する計画を打ち出していたが、大幅に前倒しする。中国でのEV生産は、ホンダも来年から始めると表明している。
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