【新技術】大同特殊鋼などがレアアース4割減で磁石生産の技術を開発

大同特殊鋼(名古屋市)と三菱商事、米資源会社「モリコープ」は、エコカーやエアコン用の高性能磁石の生産に乗り出す。値段が高いレアアースの使用量を、従来より4割減らせる製法を導入。約60億円を投じて岐阜県中津川市に新工場をつくり、2013年1月までに操業を始める。高性能磁石は、レアアースの一種であるネオジムやジスプロシウムなどからつくる。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)のモーターに不可欠だが、供給のほとんどを中国が占め、供給不安がある。 大同と三菱商事が大株主となっている「インターメタリックス」(京都市)が、ジスプロシウムの使用量を4割、ネオジムを2~3割減らせる新製法を確立。これを導入する。ネオジムは、モリコープが米カリフォルニア州で採掘し、磁石の販売価格は従来品より安くできる見通しだ。

レアアース4割減で磁石生産 エコカー向け、大同特殊鋼(朝日com)

大同特殊鋼、HV向け磁石製造へ(中日新聞)

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