磁界共鳴方式のワイヤレス給電技術を最初に提唱したのは米Massachusetts Institute of Technology(MIT)の研究者であるMarin Soljacic氏だった。同氏を最初に取材したのは2007年2月。論文などを読んだだけでは「電力を数mか、それ以上もワイヤレスで伝送できる」という奇天烈に思える主張を信じることができない。それで、「電話かメールでのやりとりでいいんじゃない」というSoljacic氏を押し切って、当時滞在していた米国西海岸から東海岸はボストンにあるMITまで押しかけ、同氏に2時間あまりの間、いろいろな質問をぶつけた。それでようやく「これは本物だ」と納得するに至った。
【提言】MIT磁界共鳴方式ワイヤレス給電技術への三つの疑問
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