Liイオン2次電池は、デジタル家電や携帯電話機、ゲーム機、パソコンなど様々な電子機器に搭載され、広く普及しています。今後も、ハイブリッド車や電気自動車、産業や家庭用の定置型電源などに用途を広げていくと考えられている。ところが、機器内の電池の発火事故や不良によって、やむを得ず回収し交換する例がしばしば発生している。電池メーカーと機器メーカー各社は、信頼性確保や品質保証に力を入れているが、トラブルは根絶できていない。今後は、ハイブリッド車や電気自動車など、多数のLiイオン2次電池セルを束ねて利用する例も増加してくる。この際には、各電池セルの電圧や残量の制御を適切に処理(セルバランスの確保)しないと、充放電サイクル寿命の劣化や、発熱などの事故につながる可能性も指摘されている。
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