市場調査・コンサルティングのシード・プランニングは、このほど、「２０１１－２０１２ 世界のＥＶ導入戦略と充電インフラ・ビジネス総覧」を発刊した。ＥＶは日本のカーメーカーが世界に先駆け量産化を成功させたが、先ごろ行われたフランクフルト・モーターショー２０１１では、海外の大手自動車メーカーからもコンセプト車を含む多くのＥＶ車両が展示されＥＶ開発競争が激しさを増してきた。ＥＶの充電設備や充電インフラの業界でも、世界の大手エレクトロニクス企業の参入が始まっており、Ｖ２Ｈ・Ｖ２Ｇやワイヤレス給電技術など新しい技術が注目を集めている。さらに、充電サービスを筆頭とするＥＶの新しいビジネスモデルは、バッテリーやメンテナンスなどの技術系サービス、テレマティクスやエンタテイメント系サービスなどに広がり、様々な事業が提案されてきている。同レポートは、世界中の大規模なＥＶ導入の取り組みを背景に、各国の先進的な充電インフラプロジェクト、充電設備の新製品、新しいソリューション等の情報を収集し、ＥＶ充電市場のトレンドと将来動向を分析した。