固体電池技術を手がける米国のファクトリアルは、同社初となる「Solstice」全固体電池セルの容量を40Ahまで拡大することに成功したと発表した。この自動車用途に適したAサンプルセルは、革新的な乾式カソードコーティングプロセスを用いて製造され、高いエネルギー密度を実現している。
この成果は、多様な電動モビリティ産業向けの製品供給に向けた進展を示すもの。100%乾式カソードは、カソードコーティングにおける全ての有害溶剤を排除する新しいバッテリー製造プロセスだ。これらの溶剤は発がん性があるだけでなく、リサイクルのために化学物質を蒸発させるエネルギー集約的なプロセスを必要とする。
全固体電池セルの40Ah大容量化に成功、メルセデスベンツと米ファクトリアルが共同開発(レスポンス)