物流イノベーションに向け、国が本腰を入れ始めた。道路空間と自動運転技術を活用した「自動物流道路(オートフロー・ロード)」の10年後の実現を目指し、具体化に向けた検討に本格着手したのだ。
既存道路空間の地上や地下に物流専用道を設置し、自動運転技術による無人輸送ネットワークを構築する壮大な計画だ。
夢物語のようなプロジェクトだが、すでに実験に向けた取り組みが進められている。工期や工費に関わるアンケート調査なども実施され、地下部に自動物流道路を構築すると想定した際、概算工費は1キロ当たり7~80億円が見込まれるようだ。
自動物流道の地下部、工費は1km当たり7〜80億円 国がコスト調査(自動運転ラボ)