文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている福島県郡山市の安積高で9日、「SS探究Ⅱ」探究活動最終発表会が開かれ、3年生273人が研究成果を紹介した。
「SS探究Ⅱ」は「総合的な探究の時間」に代わる科目で、2年生の時から継続して取り組んできた。1~6人で構成する75班が、2月の中間発表から学びを深めた内容をポスターで発表した。
「電気自動車に物申す」と題したゼミの生徒は、環境性能に優れた自動車を探究した。条件が良ければガソリン車より電気自動車(EV)の方が環境に優しいが、充電の不便さやバッテリーに用いる半導体不足などの課題があると指摘。ガソリン車とEVを共存させながら徐々にEVを増やし、ガソリン車の効率的なエンジン開発も進めるべきと結論付けた。
安積高生が「電気自動車に物申す」 研究成果を発表 福島県郡山市(福島民報)