【提言・新製品】三菱自、i-MiEV廉価版などでEV車種拡充から採算ライン模索

三菱自動車工業が電気自動車(EV)の拡充に動き出した。今夏に国の補助金を控除すると購入者の負担が200万円を切る『i-MiEV』の廉価タイプを投入するのに加え、軽自動車をベースにした商用車モデル2タイプも年末に売り出す。秋には北米市場にも進出し、2011年度の世界販売は前年度の3倍に相当する2万5000台(OEM供給分含む)を計画している。参入時に採算レベルとしてきた年3万台に当初の想定を上回るペースで近づけ、事業基盤を固める年とする。i-MiEVは09年7月の発売から2年を経過するこの夏に一部改良を行うとともに、価格の安いエントリーモデルを追加する計画だ。同モデルはEVのコスト高の最大要因である2次バッテリー(リチウムイオン電池)の容量を小さくすることで、求めやすい価格にする。

【池原照雄の単眼複眼】三菱のEV、車種拡充で採算ラインに接近(レスポンス自動車ニュース)

プレスリリース

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