【市場・自動運転】自動運転への投資に急ブレーキ、前年比60%のマイナスに

自動運転分野への投資が急減したことが、米国や欧州を拠点とするベンチャーキャピタルのF-Prime Capitalの新たなレポートで明かされた。2021年の自動運転分野への投資額は過去最高の97億ドルを記録したが、2022年の投資額は前年比58%減の41億ドル(約5490億円)に落ち込んだという。

さらに過去5年間で世界全体で900億ドルに達したロボティクス分野への投資も減少し、2021年の180億ドルから2022年には120億ドルに減少したとされる。

一方で、ここ最近投資額を伸ばしているのが、物流やヘルスケア、防衛、製造、建設など特定の産業向けに作られたバーティカル・ロボティクス(vertical robotics)の領域だ。

「2022年の投資の急激な後退にともない、AV(自律走行車)テクノロジーは特に影響を受け、投資家はこれらの企業の多くについて商業化への道筋に疑問を持ち始めている」とF-Prime Capitalの新たなレポートは述べている。「この分野でよりエキサイティングなトレンドの1つはバーティカル・ロボティクスの成長であり、このセクターは2022年に再び成長することが期待されている」

自動運転への投資に急ブレーキ、前年比60%のマイナスに(Forbes JAPAN)

 

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