【話題・提言】「ガソリン車よりも環境に悪い」大型EVをメーカーが売り込む理由

米国人は大型車に夢中——。こう言っても過言ではない。2022年、米国で最も売れた車のトップ3は、ピックアップ・トラックだった。米国で現在販売されている車両のうち、セダンやハッチバックは4台に1台しかない。

私は大型車文化の中で暮らしてきた。運転の仕方を学んだのは、間違いなく家族が乗っていた巨大なSUV、フォードの「エクスペディション」だった。フォレスト・グリーンのその車を、家族で「ハルク」と呼んでいた(後に買い替えたのは、同じモデルの白い車で、それは「イエティ」と呼んだ)。

そうした巨大な車は、ほとんどの人にとって欠かせないものではない。ピックアップ・トラックを運転する人の60%以上が、何かを牽引するために車を使うことは滅多にないか、またはまったく使わない。それよりも、大型車両は高級品であり、可能性の象徴なのだ。人々がピックアップ・トラックを買うのは、いつの日か、トラックの荷台へ家具を積み込んだり、キャンピング・カーを牽引したりしたくなると想像するからだ。

「ガソリン車よりも環境に悪い」大型EVをメーカーが売り込む理由(MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan)

Huge EVs are far from perfect, but they could still help fight climate change.

 

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