【提言】再エネがあれば電気自動車は「環境に優しい」のか

マツダで世界初のリショルム過給ミラーサイクルエンジンを開発した畑村耕一博士は、じつはICE(内燃機関)の専門家としてマツダに入社したのではない。生物工学を専攻し新交通システムのブレーキおよびハイブリッドシステム開発スタッフとしてマツダに入社した。しかし、このプロジェクトが立ち消えとなりICE開発に携わることになった。「エンジンなんかないほうがええ」という、ある意味ではICE否定派だと筆者・牧野は見ている。間違ってもICE擁護派ではない。ただ単純に「ええもんはええ、ダメなもんはダメ」と数値で判断する方だ。現在のEU(欧州連合)が主張する「BEV(バッテリー・エレクトリック・ビークル)だけあればいい」という論についても懐疑派であり、「まだ世の中は大量のBEVを受け入れられる状態ではない」と仰る。そこで筆者は畑村博士と意見交換した。お題は「再エネさえあればBEVは最高か?」である。以下、その模様を筆者がまとめた。連載「博士のエンジン手帖」のような広島弁ではない点はご容赦願う。

再エネがあれば電気自動車は「環境に優しい」のか(Motor-Fan.jp)

 

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