【話題・自動運転・震災復興】東日本大震災伝承活動に自動運転EV、運行ルートを拡大 2月から

高田松原津波復興祈念公園 (岩手県陸前高田市)での東日本大震災伝承活動に、自動運転EV(電気自動車)を活用する実証実験が2月から実施される。

今回の取り組みは復建調査設計、アイサンテクノロジー、ティアフォー、損害保険ジャパン、KDDIの5社が、岩手県陸前高田市の委託を受けて実施するもの。2月1日から3月5日まで運行する。

運行では、10人乗りの小型自動運転EVバスが、園内に点在する施設を巡る。パークガイドも車両に同乗し、効果的に震災における教訓の理解を促す。5社は、EVバスの遠隔監視による自動運転を行い、公園内における走行環境の確認、サービス面での課題を抽出する。利用客を対象とした受容性調査も実施する。

運行ルートは2022年9月に実施した自動運転走行実証実験のルートに、タピック45、下宿定住促進住宅にもルートを拡大して走行する。自動運転サービスの走行環境の確認、受容性を検証し、2025年度に本格運行を目指す。

東日本大震災伝承活動に自動運転EV、運行ルートを拡大 2月から(レスポンス)