【自動運転・海外】韓国、自動運転レベルを独自設定 改めて基準を明確化か

韓国の産業通商資源部国家技術標準院が、独自の自動運転レベルの分類基準を制定すると発表した。これまではSAE(米自動車技術者協会)の基準に従っていたが、国家標準の制定によって改めて基準を明確に示す狙いがあるようだ。

韓国はどのような形で国内標準を設定したのか。概要とともにその思惑に迫る。

韓国ではこれまで、SAEが2016年に発表した基準「SAE J3016」を主に使用してきた。日本でもおなじみの自動運転レベル0~5に区分された基準だ。

この基準そのものに欠点は指摘されていないが、国内基準を設け、あわせて自動運転に関連する用語の定義を明確にすることで、産業界における基準を統一し、自動運転システムに対する誤認や混同といった問題の解消を図っていく構えのようだ。

国家技術標準院は国内標準策定に向け、2021年2月から作業を進めていた。国内標準は、国際標準(ISO)に基づきドライバーとシステムの役割に応じて自動運転レベルを0から5までの6段階に分類している。

韓国、自動運転レベルを独自設定 改めて基準を明確化か(自動運転ラボ)

韓国、自動運転レベルを独自設定 改めて基準を明確化か

 

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