【提言】2023年の自動車業界、あらためてEVの実力が問われる

2022年は日本市場に多くのEV(電気自動車)が登場し、「EV元年」などと呼ばれた。2023年はEVに触れるユーザーが増え、EVに対する理解が一段と進むだろう。おそらくEVの良さだけでなく、EVの課題にも多くの目が向けられるのではないか。その意味で2023年は「EVの実力が問われる年」になりそうだ。

海外を見れば、すでにEVの成功は明らかではないかと言われそうだが、この勢いがどこまで続くのか、懐疑的な見方も多い。EVは電池コストの課題が大きいからだ。しかも、それを解決する画期的な技術の登場にはまだ時間がかかる。10年前に比べれば、電池コストは大幅に下がったものの、ここへ来て資源価格の高騰など逆風が吹き、先行きは不透明になってきた。日本では急速充電インフラの不足も大きな課題である。いざというときに電欠になる不安から、EVの購入を見送るユーザーは少なくない。

2023年の自動車業界、あらためてEVの実力が問われる(日経クロステック)

 

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