自転車の取り締まり、それはもちろん重要たけど・・・

自転車のルール違反による事故を減らすため、警視庁は取り締まりを強化した。信号無視などの道交法違反の摘発が2019年は2000件程度だったが、2021年には約4300件と倍増している。

 

自転車は軽車両だから、図のようなルールを守ることは当然だ。しかし乗る側の意識がそこまで到達していない。理由はさだかではないがおそらく年齢制限なし、運転免許証不要だからではないだろうか。自転車保有台数約7238万台という膨大な数字が表すとおり、それだけルールを浸透・遵守させることは簡単ではない。

 

警察の取り締まり自体は否定しないが、自転車が安全に走れるインフラ作りと並行して行われないと、利用者からの不満はまず解消しないだろう。

可能な限り都市部での自転車走行路は、「歩行者との分離」、「自動車とも分離」に近づけた上で、ルール4つのうちの3つのルールを守らせるのが筋ではなかろうか。