【話題・電池】「木から生まれた」バッテリーが、電気自動車の未来を変える

2030年までに脱ガソリン、脱ディーゼル車を目指す欧州の自動車業界では、様々な素材を用いたバッテリーの開発が試みられている。「フォルクスワーゲン」が支援するバッテリーメーカー「ノースボルト」は、天然原料リグニンベースのハードカーボンからつくられたバッテリー生産に乗り出すために、紙製品を専門に扱う「ストラ・エンソ社」と業務提携を行うことを発表した。リグニンは木材中に2~3割含まれる高分子物質であり、植物を木質化させ強固にする性質がある。パルプ製造においては除去される不要な成分であるが、接着剤をはじめ様々な用途が見いだされている、注目素材だ。これをバッテリーとして用いるため、北欧地域の森林から木材を調達し、原材料を完全にヨーロッパ産とする世界初のバッテリーを目指している。

「木から生まれた」バッテリーが、電気自動車の未来を変える(TABI LABO)

 

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