【提言】江守正多:技術だけではない、日本の「脱炭素」議論に必要な視点

エネルギー問題の議論は、工学者や経済学者が中心となることが多く、これまではどうしてもコスト面や供給ポテンシャルといった即物的な価値基準で語られがちだったのではないかというのが、私たちの仮説です。実際はどうだったのか? 過去の関連議論の議事録などを分析して現在検証しているところですが、概ね仮説のとおりだろうと考えています。それに対して、「公平性」や「権利」「自然の価値」といった、これまでは表立って議論されてこなかったことに目を向けようというのが私たちの考えです。コストの話ももちろん重要ですが、他に「抜け落ちている視点」がないかどうかを参照しながら議論する仕組みをつくれないだろうかと考えています。

江守正多:技術だけではない、日本の「脱炭素」議論に必要な視点(MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan.)

What will we learn from discussing decarbonization in terms of ELSI?

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