【話題・超小型EV】太陽光発電利用 1人乗り超小型EV 浜松のサインクリエイト開発

総合看板業のサインクリエイト(浜松市南区)は太陽光発電利用の1人乗り超小型電気自動車(EV)「NINA(ニーナ)」を開発し、6月から販売を始めた。狭い道路での走行や災害時の非常用電源ニーズに対応する。全長2・17メートル、幅1・16メートル、高さ1・56メートルで、海外製車両をベースに天井部に太陽光発電設備を付加した。原付「ミニカー」区分の登録で、車検や車庫証明は不要。最高時速60キロ。家庭用コンセントから充電でき、満充電で約50キロ走行できる。折り畳み式太陽光パネルからも充電可能。同社は本業のほか、鉛電池を長寿命化する仕組みを生かした耐久性の高い太陽光発電の常夜灯を手掛けている。車両の開発は常夜灯で関係のあった電気自動車普及協会理事の佐藤員暢・愛媛大客員教授の協力を受けた。自宅に専用コンセントを設置すれば、停電時の冷蔵庫やテレビの電源として活用可能。伊藤千明社長(66)は「SDGs(持続可能な開発目標)に配慮するとともに、高齢者の移動や災害時の給電に貢献したい」と話す。価格はフル装備で税別220万円(車両のみは同120万円)。

太陽光発電利用 1人乗り超小型EV 浜松のサインクリエイト開発(あなたの静岡新聞)

 

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