【スタディ・自動運転】自動運転は「歩行者の飛び出し」を回避できるのか? 実現に欠かせない車歩道の分離とは

各メーカー口をそろえて言っていたことがある。自動運転には「2本の柱」があるということだ。詳しく聞くと、システムが主体となるが運転者が必要な「レベル3」(条件付き自動運転)と、限定的な範囲にとどまるが高度運転自動化された「レベル4」(空港など限定された場所)で大きく分け、2本の柱があるのだと言う。レベル3までは、ベル1やレベル2の運転補助機能を発展させたもので、下位の機能を包含する形で進歩している。したがって有事の際はドライバーが必須であり、車が危険と判断する場所は、停止する方向でセッティングがされている。これが1本目の柱だ。停止してしまった場合は人間が運転を引き継ぐことになる。一方レベル4は、空港や私有地など自動運転する車以外をある程度排除し、危険が少ない走行環境を整えた場所が想定される。言い換えると、街・施設づくりから走行区分をゾーニング(区域分け)された場所の2本目の柱だ。

自動運転は「歩行者の飛び出し」を回避できるのか? 実現に欠かせない車歩道の分離とは(Merkmal)