【話題】電気自動車の充電を停止するサイバー攻撃 40m以上先からワイヤレスで可能

英オックスフォード大学とスイスのArmasuisse S+Tの研究チームが発表した「BROKENWIRE : Wireless Disruption of CCS Electric Vehicle Charging」は、電気自動車(EV)と充電ステーションのやりとりを電磁干渉を用いて離れた場所から攻撃する新しい脆弱性を指摘した論文だ。この攻撃は、車両と充電ステーションの間で行われる制御通信に干渉し、最大約46m(151フィード)の離れた場所からワイヤレスで充電セッションの中断が行えるという。また1台だけでなく、複数台同時の攻撃も可能だという。研究チームは、北米や欧州で最も普及している電気自動車の直流(DC)急速充電規格である「Combined Charging System」(CCS)に対し、新しい攻撃手法の詳細を明らかにした。CCSとは、電気自動車の急速充電に使用されるコネクターの一種で、EVとEVSE(Electric Vehicle Supply Equipment、電気自動車と充電ステーションの端子間をつなぐ制御付きケーブル)の通信を手伝うのに使用される。

電気自動車の充電を停止するサイバー攻撃 40m以上先からワイヤレスで可能 英オックスフォード …(ITmedia)

 

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