【話題・新技術】ベースロード電源の未来 MIT発ベンチャーが挑む「実用的」な核融合炉

超伝導材料を使った強力な磁石を開発したMIT発スタートアップ企業コモンウェルスは、実用的な核融合炉を2025年までに稼働できると考えている。だが、依然として課題も多い。2021年12月初旬、曇り空の中、マサチューセッツ州ボストンから80キロメートルほど離れた旧陸軍基地跡地デベンズで、黄色い土木作業車が深い穴から土をすくい上げていた。ここは、核融合の原型炉である「スパーク(SPARC)」が将来的に拠点とする場所だ。ことが順調に運べば、物理学者たちがここ1世紀近く達成できずにいた目標を達成することになる。スパークは、太陽と同様の核融合反応を起こすことで、同反応を実現・維持するのに消費するエネルギーよりも多くのエネルギーを生み出すことができる。(MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan)

A hole in the ground could be the future of fusion power

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