【話題・電池】ソフトバンクも買う巨大「鉄フロー電池」、再エネシフトの切り札なるか

風力発電や太陽光発電がさらに普及するためには、大規模な蓄電設備が欠かせない。安価で豊富に存在する鉄や塩、水を主な材料とする鉄フロー電池は、クリーンエネルギーの無害な貯蔵方法として期待が高まっている。オレゴン州ウィルソンビルにあるESS本社を訪れると、トースターほどの大きさの実験用電池モジュールがまず目に留まる。創業者らが10年前に自社の研究所で開発したもので、世界中の送電事業者が近い将来直面するであろう課題を解決するためのものだ。その課題とは、大規模な「蓄電」だ。ESSが設計した電池は、現在のリチウムイオン電池とは異なり、安価で豊富に存在し、かつ無害な物質である鉄、塩、水を主な材料としている。それ以外の違いとしては、リチウムイオン電池メーカーが、小型化が進むスマートフォンやノートPCに搭載できるように電池の小型化を目指している一方、鉄電池はバージョンアップするたびに巨大化している点だ。

ソフトバンクも買う巨大「鉄フロー電池」、再エネシフトの切り札なるか(MIT TECHNOLOGY REVIEW)

We’re going to need a lot more grid storage. New iron batteries could help.

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