【話題・自動運転・地方自治】8割の区間で自動運転OK 課題は駐車車両への対応 岐阜市が走行実験報告

岐阜市は、昨年10月に実施した、運転席やハンドルがない小型バスタイプの電気自動車で市中心部の公道を走る実証実験で、全体の8割の区間で自動運転走行ができた、と明らかにした。手動運転に切り替えた要因の大半は、路上に駐停車する車両を避ける時で、駐車車両への対応に課題を残した。行政機関や関連企業、有識者らでつくる「市未来技術地域実装協議会」と「市公共交通自動運転技術活用研究会」が、市役所で同時に開かれ、市の担当者が報告した。そのほかの実験結果として、2カ所の信号機から通信で得た情報を基に、信号の色を自動で識別する試みは、2カ所とも成功した。また、衛星利用測位システム(GPS)と、事前にコースを走行して得た3Dマップを頼りに、位置情報を把握しながら走行できたのも収穫とした。

8割の区間で自動運転OK 課題は駐車車両への対応 岐阜市が走行実験報告(岐阜新聞Web/Yahoo!ニュース)