【企業・電池】今後の選択次第では苦境に立たされる可能性も! トヨタが電動車に「3種の電池」を使う理由

電動化を進めるなかで、トヨタは扱うバッテリーの種類が多い。1997年の初代プリウスから採用し続けるのがニッケル水素バッテリーだ。そして、3代目プリウスからはリチウムイオンバッテリーを車載するプラグインハイブリッド車(PHV)を車種追加し、現行プリウスではハイブリッド車(HV)でもニッケル水素とリチウムイオンをグレードによって使い分けている。さらに、新型アクアで新しく採用したのが、バイポーラ型と呼ばれるニッケル水素バッテリーだ。これは、従来のニッケル水素バッテリーの約2倍の出力を出せる構造である。以上のように、トヨタは3つのバッテリー方式の実用化を行い、車種や目的によって使い分けている。さらに特許件数が多いと伝えられる全個体電池にも期待を寄せる。一方、電気自動車(EV)を含めた電動化を進めるほかの自動車メーカーは、リチウムイオンバッテリーに的を絞り、大量生産を目指したギガファクトリーの建設に積極的だ。それからすると、トヨタの多種多様なバッテリーの採用や将来構想は独特な存在といえる。

今後の選択次第では苦境に立たされる可能性も! トヨタが電動車に「3種の電池」を使う理由 …(WEB CARTOP)

 

Tagged on: ,