【提言・インフラ】30年にEV急速充電器4倍 豊田社長「数だけではダメ」の真意

「数だけを目標にすると稼働率が低くなりかねない。設置だけを目標にしてほしくない」。3日、オンラインで開催された日本自動車工業会(自工会)の定例会見に出席した豊田章男会長(トヨタ自動車社長)。政府が掲げた電気自動車(EV)向けの充電設備の設置目標に対して「インフラもセットで取り入れていただいたことはありがたい」と感謝しつつも、数値目標に関する懸念も示した。政府が掲げたのは、2030年までに電気自動車(EV)向けの急速充電設備を3万基設置するという目標。2日に発表した成長戦略実行計画の素案に盛り込んだ。消費者の間ではEVの航続距離や「充電切れ」をネックとする声も根強い。35年に乗用車の新車販売を全て電動車にするという目標を確実に達成するためにも、インフラの整備をさらに進めていく方針を明確にした格好だ。

30年にEV急速充電器4倍 豊田社長「数だけではダメ」の真意(日経ビジネス)

 

 

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