【市場・自動運転】ドライバーの半数近くが自動運転で将来的に自家用車を手放すことを検討

「将来の自動運転が提供する付加価値サービスに対して消費者の関心は非常に高く、多大な収益機会が存在することは明らかです。自動車メーカーが競争から一歩先んじるためには、こうしたサービスの試験導入や改善に着手し、自動運転の実用化に備えておく必要があるでしょう」とアクセンチュアでモビリティX.0部門を統括するマネジング・ディレクターのユルゲン・リアーズは述べている。アクセンチュアが米国、欧州、中国の3地域(日本は除く)における7,000人の消費者(そのうち約85%が自動車を所有)を対象に実施した調査によると、自動車オーナーの96%が今後も自動車を所有するだろうと回答したにもかかわらず、仮に自動走行ソリューションが利用可能になった場合、約半数の48%が自動車を手放すことを検討すると回答している。そして、意外な結果なのが、高級車のオーナーの方が大衆車のオーナーよりも、自家用車を手放し、自動運転ソリューションに切り替えると回答した割合が高かった点だ。調査では高級車のオーナーのうち、中国で78%、欧州で55%、米国で39%がそれぞれ「自動車を手放すことを検討する」と回答しており、中国と米国の差は約2倍、欧州はその中間に位置する結果となった。

ドライバーの半数近くが自動運転で将来的に自家用車を手放すことを検討(@DIME)

 

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