【新技術・電池】電気自動車のネック解消なるか:安全性を向上させるBYDの「Blade Battery」

BYDという中国企業が、電気自動車のバッテリーの安全性に対する懸念を和らげるために開発した「Blade Battery(ブレードバッテリー)」の発売を公式に発表しました。同社の目標は、バッテリーの安全性に関する問題を解決し、電気自動車業界全体の安全基準を再定義することでした。同社は、Blade Batteryが釘刺し試験に合格した際の動画を公開しています。釘刺し試験は、バッテリーの熱暴走をテストする最も厳密な方法と考えられています。このバッテリーでは、最適化された構造により、従来のリン酸鉄リチウムブロックバッテリーと比較して、スペース効率を50%以上改善しました。BYDによると、釘刺し試験において、Blade Batteryは釘を貫通させた後も煙や火災を発生しなかったといいます。その表面温度は30度~60度にしか達しなかったようです。同じ条件下で三元系リチウムバッテリーの試験を行ったところ、表面温度が500度を超え、激しく燃えたとのこと。従来のリン酸リチウムイオンバッテリーは、炎や煙こそ出さなかったものの、表面温度が200度~400度に達しました。

電気自動車のネック解消なるか:安全性を向上させるBYDの「Blade Battery」(SlashGear Japan)

 

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