【話題・電池】IBM、コバルトフリーなEV向けバッテリーを開発中。海水から材料取得で低コスト高効率実現

現在電気自動車(EV)において主流のバッテリーとなっているリチウムイオン電池は、その内部にコバルトやニッケルなどの重金属を使用しており、廃棄の際には環境面でのリスクがつきまといます。またレアメタルに数えられるコバルトの供給量は限られており、リチウムイオン電池がコスト高になる要因のひとつでもあります。IBM Researchは、このコバルトを海水から抽出できる材料で置き換える、革新的なEV向けバッテリーの開発を進めています。この材料を用いた電池はコスト、充電速度、エネルギー密度や効率の点で従来のリチウムイオン電池に比べて優れており、さらに引火性が低いため、電気自動車・トラックだけでなく厳しい条件で使用される航空機や大規模蓄電システムなどへの利用も可能です。

IBM、コバルトフリーなEV向けバッテリーを開発中。海水から材料取得で低コスト高効率実現(Engadget 日本版)

IBM、重金属を含まずリチウムイオンを上回る低コストなバッテリを開発(PC Watch)

 

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