【企業・電池】プライムアースEVエナジー、ニッケル水素電池拡販に意欲

「開発陣を強化して性能を上げ、コストダウンも進める」。車載用電池製造を担うプライムアースEVエナジー)社長の林芳郎さん(62)は、ハイブリッド車(HV)への搭載で実績を積み上げたニッケル水素電池の拡販に意欲を示す。業界では、ニッケルより蓄電容量が大きい電気自動車用のリチウムイオン電池が注目されている。その現状については「まだ市場で十分な評価を受けていない。リチウムに早急に置き換わることはない」と冷静な見方だ。ただ、リチウムへの市場参入が相次いでいるとあって「海外では国を挙げて攻めてきており、競争は激しくなる」と気を引き締めた。

プライムアースEVエナジー社長 林芳郎さん(中日新聞)

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