自動運転車と従来車の混走克服も、今後の課題になる!

自動運転報道、いいね!orそかね? Act2

あくまで仮定での話しだが、近い将来必ずレベル3以上の自動運転車と従来車が同じステージを走ることになる。その仮定どおりの状況の中で、あり得そうな事故がアメリカで起きた。

「グーグルの自動運転車、アリゾナ州で衝突事故」

  「Waymoのバンがアリゾナで大きな衝突事故に遭う、違反車ではなかったが」

という報道は、大きく話題となったウーバーによる事故とは状況が異なるようだ。ただ、記事のタイトルだけで判断してしまうと、前者記事の場合だと自動運転車が起こした事故と誤解を招くおそれがある。現時点で定かではないが、この事故はどうやら従来車が自動運転車に激しくぶつかったようだ。幸いにも死亡事故には至っていない。

自動運転車はぶつけられた方なのだからセーフだとはもちろん思わないが、自動運転事故をすべて一緒くたにするような構成が主導的だとしたら、ちょっと「そかね?」と感じた。

無題

素人考えではあるが、自動運転車は頑ななまでにルールを守ろうとする(ようにセットされるはず)。一方従来車は運転する人によって速度から走り方まで百人(車)百様と言っても過言ではない。

自動運転車の普及が始まる当初に想像できることは、明らかに自動運転車は少数派になるであろうことだ。つまり、前述のような事故は起こるべくして起きたと見るのが自然だ。果たして多岐に渡るその場合のシミュレーションは確立されるのだろうか。

ウーバーによる事故の検証はもちろんだが、今回の事故のような十分すぎるくらい日常茶飯事の状況をも克服できる、技術だけでは語れない「何か」が求められるべきだと考える。