【話題・企業】80歳元バンカーの電池革命 エリーパワー・吉田氏

「イーロン・マスクも狂っていると思うけど、僕も狂っている」。蓄電池開発・製造のエリーパワー(東京・品川)を69歳で創業した吉田博一社長(80)は旧住友銀行(現三井住友銀行)の元副頭取。大和ハウスグループや東レなど名だたる企業から資金を集め、資本金315億円という前代未聞のものづくりスタートアップを作り上げた。今年10月、セコムがエリーパワーの蓄電池「パワーイレ3」のリース販売を始めた。実は2006年の創業時、吉田氏はセコムに出資を打診したが、にべもなく断られた。約10年後、住銀時代に付き合いのあったセコム幹部から逆アプローチ。セコムが着目したのは「燃えない電池」だった。

80歳元バンカーの電池革命 エリーパワー・吉田氏(日本経済新聞)

 

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