【新技術・海外】台湾TARC、3DプリンターでEV生産

台湾自動車リサーチコンソーシアム(TARC)は、3次元(3D)プリンターを使ってボディーを成形した2人乗りの電気自動車(EV)を開発した(図1~3)。容量6.6kWhのリチウムイオン電池を搭載し、航続可能距離は60~100km。最高速度は60km/hである。量産化のめどは立っていない。樹脂で成形したのは、ドア以外のボディーと内装部分だ。原料には植物由来のデンプンを用いたPLA(Poly-Lactic Acid:ポリ乳酸)樹脂を使った。「走行時だけではなく、生産時の環境負荷も低減できる」(説明員)と自信を見せる。ドアは安全上の観点から鋼板を用いた。

3DプリンターでEV生産、台湾TARC(日経テクノロジー)

 

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