【話題・スマートグリッド】ソフトバンクグループ、壱岐島で仮想発電所

仮想発電所は何パターンかあります。以下、蓄電池を活用する2パターンです。

(1)電力不足が起きた時、家庭・工場にある蓄電池が放電し、不足分を補う。

普通なら火力発電所が緊急稼働し、供給力を増やすことで電力不足を解消します。家庭・工場にある蓄電池、EVを仮想発電所に使えば、緊急時に備えて火力発電所を待機させておく必要がなくなります。火力発電所の維持コスト・燃料費の削減に貢献し、電力料金の抑制になります。

(2)再生エネが作りすぎた電力を、家庭・工場にある蓄電池に充電する。(SBエナジーの壱岐島のパターン)

再生エネが電力を作りすぎると、使い切れない電力が供給されてしまいます。電力があふれると電力網はパンク(停電など)します。そこで今は作りすぎそうだと送電を停止する「出力抑制」が実施されいます。発電のタイミングで蓄電池・EVを充電するれば、作りすぎた電力を消費でき、送電網の需給がバランスします。

ソフトバンクグループが壱岐島で仮想発電所。家庭などの蓄電池をシェア(ニュースイッチ)