【提言】「◯◯だから●●」という属性だけの判断や決めつけから卒業しよう

2015年は、多彩なパワートレインがクルマに搭載された年だった。EV(電気自動車)やプラグインハイブリッドはもはや珍しいものではなくなったが、それぞれの特性を生かしたものが多かったように思う。例えば、衝撃的だったのがテスラ・モデルS P85D。0-100km/h加速 3.3秒というカタログデータ通りの強力な加速に助手席の編集者は「エンジンからのサウンドや振動がないから身体が構えることができずに、付いていけない」と驚きながらコボしていた。0-100km/h加速 3.3秒といったら、マクラーレン540Cよりも0.2秒も速いのである。同570Sには0.1秒負けるが、ポルシェ911GT3 RSとは同タイムだ。2シーターのスポーツカーやロードゴーイングレーシングカーなどと同等か、それ以上に速い4ドア5シーターセダンなのである。モデルS P85DというEVは。これに驚かずに、何に驚くというのだろう。

金子浩久が注目するパワートレインの今と未来【2015総括&2016展望】(carview!)

 

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