【企業】VW、電気自動車を推進する今後の戦略を発表

ちまたでは”ディーゼル・ゲート”とも呼ばれているフォルクスワーゲン(VW)のディーゼル排ガス不正問題は出口が全く見えない事態となっているが、新たに経営陣から発表された内容によれば、同社は壊れたイメージの修復にも少しずつ取り組んでいくようだ。その方策の1つとしてVWは今後、電気自動車(EV)に大きな重点を置いていくという。このEV戦略の主役を務めることになるのが、完全なEVになるという次期型「フェートン」だ。 VWは、この未来のフラッグシップ・モデルの詳細について、今のところほとんど明らかにしていないので、まだテスラが脅威に感じることはないだろう。現在発表されているのは「航続距離が長い純粋な電気駆動で、コネクティビティや次世代の運転支援システムを備え、感情に訴えるデザインを採用する」ということだけだ。この次期型フェートンについては、先日の噂によると、今年の初めには開発がほぼ完了していたものの、よりコストを削減するために発売が延期になったとのことだった。現行モデルは生産すれば赤字になり、セダンはアウディ「A8」といったVWグループ内の製品と競合している。おそらくVWは、今回のスキャンダルがフェートンの位置付けを見直す最適な機会だと考えているのだろう。

フォルクスワーゲン、電気自動車を推進する今後の戦略を発表 次期型「フェートン」もEVに(auto blog)

 

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