16日の衆院本会議で可決された今年度補正予算案には、中国からの輸入に依存してきたレアアース(希土類)の代替技術の開発費が盛り込まれた。特に磁石開発は東北大学が世界をリードしてきた分野で、その研究支援のために補正予算が使われるとの見方もある。「東北大の研究は重要。必要な予算は今までの分も含めて推進していくだろう」。東北経済産業局の豊国浩治・局長は同日の定例会見で期待感を示した。補正予算はこれから参院で審議が始まり、具体的にどの研究を支援するかは未定だが、経産省によると全国で使う研究費は120億円程度となる見通しだ。
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