電気自動車(EV)の普及を目指して慶応大教授らが設立したベンチャー企業「シムドライブ」(川崎市)は31日、EVの試作車「シムハル」を公開し、試作車をベースにしたEVの量産化を目指して国内外の自動車メーカーと提携交渉を進める方針を明らかにした。ムハルは試作車の第4弾。モーターの小型軽量化に成功し、EVの課題とされる走行距離を、前回の試作車に比べて約2割アップの最大約400キロまで改善した。2人乗りで最高時速は180キロ。田嶋伸博社長は「いよいよ事業化の段階に入った。EVを量産して社会に普及させたい」と抱負を述べた。
EV量産化へ試作車公開 慶大発ベンチャー(47ニュース)
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