自動車の安全対策などに関する国際基準を策定する国連欧州経済委員会の「自動車基準調和世界フォーラム」は27日、ジュネーブの国連欧州本部で会合を開き、燃料電池車の安全基準案を全会一致で採択し、基準の大部分に日本の案が採用された。燃料電池車は地球温暖化の原因となる温室効果ガスをほとんど排出せず、「究極のエコカー」とされている。日本の基準採用で国内メーカーは輸出が容易になり、国際的なシェア獲得競争で優位に立てそうだ。
【話題】国連フォーラム、燃料電池車基準の大半に日本案採用
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