【企業】TDKと昭和電工、中国企業と合弁で現地にレアアース工場

TDKと昭和電工が中国で高性能磁石の合弁事業を検討していることが26日わかった。高性能磁石はEVやハイブリッド車の駆動モーターに欠かせない部材だが、中国が世界生産の9割超を握るレアアース(希土類)が原料として必要。両社は中国政府がレアアースの輸出規制を強めるなか、需要の増加に対応するには現地生産が必要と判断した。第一段階として昭和電工が計画する中国で3カ所目のレアアース合金工場の建設運営にTDKが参画、現地の資源会社を加えて、5月に合弁設立。第二段階はTDKの主導で高性能磁石の新工場をレアアース合金工場に併設、原料から製品までの一貫生産体制を作る。生産磁石は日系自動車メーカーの14年モデルのEV/HVへの搭載を目指す。

TDK・昭和電、中国合弁 磁石・レアアース合金、EV向け(シンキングライフ)

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