【話題】“共助交通”里山走る 資金出し合い 住民でカーシェア 行政も導入後押し

地域住民で自動車を共同利用し、免許を返納した高齢者や交通弱者などを支える「地域カーシェアリング」が農村で広まっている。グループで資金を出し合って運行したり、地場企業が病院などに自動車を配置したりといった事例が出てきた。地元住民による“共助交通”が里山の暮らしを支えている。最盛期には8300枚の棚田が広がっていた岡山県美作市上山地区。地元農家ら44人でつくる生活支援組織「助け英田(あいだ)しちゃろう会」は、軽自動車1台を所有し、地域の高齢者らをサポートする。通院や地域サロンへの送迎などでの利用が多い。1キロ当たり100円を徴収し、活動費用として積み立てる。1回の利用上限金額は4000円。運転は主に若手農家らのボランティアが担い、10人が登録する。電話予約制で、1日2回の利用もあり、手の空いた運転手が対応する。

“共助交通”里山走る 資金出し合い 住民でカーシェア 行政も導入後押し(Yahoo!ニュース/日本農業新聞)

 

Tagged on: