【新技術・電池】10分の充電でスマホが1週間使えて充電1回で電気自動車を2000kmも走らせるバッテリーが登場

オーストラリアを拠点とする自動車メーカーBrighsunが、従来の二次電池の5~8倍ものエネルギー密度を誇るリチウム・硫黄バッテリーの試験を開始したと発表しました。この技術を応用したバッテリーが実用化されれば、理論上、1度の充電で2000kmもの距離を走行できる電気自動車が実現すると期待されています。Brighsunが2020年4月21日に、同社が開発したリチウム・硫黄バッテリーの産業向け実用試験が開始されたと発表しました。このバッテリーは、非常に耐久性が高いのが特長です。検査や検証を行うスイスの認証サービス会社SGSの試験の結果によると、Brighsunの新しいバッテリーは満充電の状態から30分で完全に放電する2Cの使用環境で1700回充放電しても、工場出荷時の91%の性能を保ったままだとのこと。これは、充電1回当たりの容量の消耗が0.01%しかないことを意味しています。

10分の充電でスマホが1週間使えて充電1回で電気自動車を2000kmも走らせるバッテリーが登場(GIGAZINE)

 

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