【2019モーターショー】モーターショー、トヨタ「LQ」が示したソフト主役時代

10月25日に一般公開が始まった東京モーターショー。公開初日は激しい雨と強風に見舞われるあいにくの天気だったが、入場のため多くの来場客が並んでいた。目当てはホンダ「フィット」やマツダの初の量産型EV(電気自動車)「MX-30」など、市販を控えたクルマだけではない。未来を感じることができる各社のコンセプトカーにも人だかりができている。「トヨタブースには来年に販売する車は一つもない」。トヨタ自動車の豊田章男社長は23日のプレスカンファレンスでこう言い切った。その言葉通り、魔法のほうきをモチーフにしたほうき型モビリティーの「e-broom」などユニークなコンセプトモデルが数多く並んだ。そのなかで、異彩を放っていたのがトヨタブースとは別の会場に展示された自動運転車「LQ」だ。

モーターショー、トヨタ「LQ」が示したソフト主役時代(日経ビジネス)